本を読む

松尾豊『人工知能は人間を超えるか』

(KADOKAWA、2015.3) 近年、人工知能の研究がすすんだことで、人間の職がなくなるのでは?(働かずに暮らせたらそれでいいじゃん)とか、人間よりずっと賢い(とは?)人工知能ができてしまうのでは?(もしできたとしてなにか問題があるの??)といった話…

山口謠司『日本語を作った男:上田万年とその時代』

今の私たちが使っている日本語の書き言葉は、明治時代後半の言文一致運動にその一つの源流がある。これは、「自然に変化してこうなったものではなく、「作られた」日本語である」。タイトルにある上田万年(1867(慶応3年)ー1937(昭和12年))は、その時代に東大…